税務署で「収受印」がもらえなくなる?!

収受印」とは、税務署に紙で申告書等を提出した際に、税務署が受付けた日付を青いインクで控えに押すハンコの事です。これを当初令和6年の4月以降行わないと唐突に発表がありました。寝耳に水でびっくりした税理士もいたかと思います。この事を知らない一般納税者も多いと思います。多くの申告書や届出が電子で行えるので、紙で提出することも少なくなっており、税務行政のDXを推進している一環ではあるのでしょう。

しかし、未だに一部金融機関・地方公共団体からは「収受印」が押捺された控えを求められる場合があり、周知が徹底されていない現状を踏まえ、その後見直しが入り、令和7年1月からに押捺中止が延期されました。1年の延期ですが、いずれ無くすことには変わりはないようです。納税者は収受印がないと提出したことを主張できないことになりますが、当面の間は収受印ではなく「日付と税務署名が入ったリーフレット」を希望者にお渡しするという方針がとられることになりました。必ず忘れずに希望しましょう!