「医療費控除」の誤解

令和6年分の確定申告期限まで残すところ後10日となりました。家族の医療費控除をするために、確定申告される方もこの時期は多いと思います。

医療費控除は納税者本人の他、同一生計の配偶者や親族の分も納税者の確定申告の医療費控除に使えます。誤解が多いのは次の部分で、「この配偶者や親族については同一生計であればよく、控除しようとする相手が配偶者控除扶養控除の適用対象者である必要はない」という点です。共働きで配偶者の分を除いて計算されている人を散見しますが、医療費控除の場合は対象になります。

なお医療費控除は、より所得の高い人で受けた方が、還付額は多くなります。