12月小規模企業共済に加入しよう

早いものでもう師走。今年も年の瀬の慌ただしい毎日の中、小規模事業者様にメリットの多い「小規模企業共済」への加入を検討してみて下さい。もちろん皆様に勧める以上、私自身も加入しております。個人事業主しか加入できないと勘違いされていますが、法人の経営者であっても小規模(*従業員数で判定)であれば、加入できます。業種によって5人以下なのか、20人以下なのかが問われますが、加入条件を満たしているのであれば、入らない手はないです。

こちらの共済は、怪しい保険会社が運営するのではなく、国が作った制度で、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が運営しており安心できます。国が作った制度なので、メリットは大きく、特に年末のこの時期に嬉しいのは、所得税の節税になるという点です。

メリットは

①掛け金は、経営者・役員個人が支払う事になるので、所得税の計算上掛け金の全額がその年の所得から控除されます。間違えないで欲しいのは、収入から控除ではなく「所得から控除」そして「掛け金全額」(MAX84万円)という点です。これが如何にすごい事かは、他の「生命保険料控除等」と比較すれば一目瞭然です。

②3年以上加入すれば、掛け金より多くの共済金を受け取れる。

③契約者貸付制度を利用できる。これは一時的に事業資金が苦しい際に、面倒な審査なく掛金の100%を借入限度額として、直ぐにお金を受け取ることが出来ます。

便利な前納制度もあるので、是非検討してみて下さい。