「医療費控除」10万以下でも使える?⑤

今回のコラムは「医療費控除」シリーズの5回目・最終回で2022年最後の投稿です。

一般的に10万円超えたら医療費控除と理解されている人は多いと思います。間違ってはいません。しかし、10万以下でも医療費控除を適用できるケースがあります。例えば、夫婦共働きだが、奥様の所得が200万円(年収だと約300万)未満なら、医療費が10万円を超えていなくても奥様側で確定申告すれば医療費は控除できます。生計を一にする家族であれば誰の申告(但し重複は不可)でも使ってもよいので、「惜しいけど10万円を超えなかった→即その年の医療費控除を諦める」のではなく、所得が200万未満の人がいれば適用を検討してみてはいかがでしょうか?

【その年中に払った医療費】-【もらった保険金額】-【所得の5%か10万のどちらか少ない額】=医療費控除額